嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん4 絆の支柱は欲望

作品紹介

破綻したマユを直す。 僕はまだ、まーちゃんを騙し足りないから。

三月三十一日。 マユが破綻した。
四月一日。 僕は単身、かつて誘拐犯が住んでいた邸宅に足を運んでいた。
主観でいうと、元我が家だ。今では、その屋敷は『大江家』の所有物となっていた。
元自宅で待ち受けていたのは、以前の姿を一片も感じさせない増改築。
窓にはめ込まれた鉄格子、歪な洋館的風貌。
屋内では、家人の景子さんによる鳥肌な歓迎と忌まわしき過去との再会。
僕はすべてを受け入れながら、屋敷を探索する。
求めるものは、マユがまーちゃんにもどるための何か。
しかし、事態は混迷を極め始める。
切られた電話線、水没する携帯電話、大江家の皆さんと共に閉じ込められる僕ら…… ら?
そうだ。 伏見、なんでついてきたんだよ。 クローズド・サークルって、全滅が華なんだぞ。
…… さて僕は。
この小旅行中に、みーくんを取り戻し、まーちゃんを救うことができるのだろうか。
閉じこめられた。
狂気蔓延る屋敷の中に。
早くまーちゃんのところへ戻りたいけど、クローズド・サークルは全滅が華だからなぁ……伏見、なんでついてきたんだよ。

章題

一章『きせいちゅうの殺人』
二章『ナイフに死す』
三章、日没『冷たい死体の時は止まる』
三章、暗中『殺意の拡散する夜』

登場人物


クロスオーバー


パロディ元ネタ


表紙

mima04.jpg
mima04_05.jpg

  • 最終更新:2013-04-20 20:14:48

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード