ふわふわさんがふる
作品紹介
『電波女』の入間人間が描く、白く儚いセンチメンタル・ストーリー。
この星にはふわふわさんという存在がある。生き物かどうかは今のところ分からない。
でも、人の形をしてこの地に立つ。すべてのふわふわさんは、失われた者の姿を真似して、存在する。僕としては、いわゆる『よみがえり』なんてものは信じていないけれど……。
目の前で、綿毛が渦を巻き、幼い少女が現れた。
『ふわふわさん773』。
僕は思考のノイズに延々、苛まれ続ける。あれは見間違えるはずもなく。十年前に僕の世界から失われた、ねえさんだった。
『電波女』の入間人間が描く、『空から落下女』の物語。
夕暮れは嫌いだ。濃い赤色の裂け目から、やつらが降ってくるから。
そして今回降ってきたのは僕の姉との、失われたはずの生活だった。
- 2014年4月10日発売
- イラスト:loundraw
- 新刊/既刊情報|電撃文庫公式サイト(試し読み有り)
- BOOK☆WALKERにて電子書籍版配信中
逸話
- 本作はクロクロクロック2/6のあとがき「そのうち、○○○○ものとか超書きたい」から書かれた作品
……かもしれない
章題
1.『ほしをつぐもの』
2.『名前』
3.『観察』
4.『W.Arms』
登場人物
クロスオーバー
パロディ元ネタ
表紙
- 最終更新:2014-07-24 04:04:12